なかなか時間が取れませんでしたが、今、最も適切に時間を使える時候ですので、本日作業をおこないました。
何を触るにせよ、どれもこのクルマで初めての作業内容ですので、手探りで進めます。
でも、自信はあります。基本は共通ですからね。
デフオイルが入れられないと困るので、先ずはフィラー側をチェック。14mmのHEXです。
問題ないので、続いてドレイン側を緩めてデフオイルを抜きます。ちなみに締め付けトルクは60Nmです。
ドレインのアルミワッシャーはM22用
リアスタビを外します。HEX6mmです。
ドラシャを外します。E12のトルクスで緩めます。トルクスは使いやすい。
ちなみにランチアデルタのドラシャフランジは6mmのHEXでした。
デフを傾けなければいけないようなので、ジャッキで支えます。
デフカバーの上にある2本の締結トルクスボルトをE14レンチとコマで外します。すると一気にデフ後端が傾き、作業がし易くなります。
ドラシャはタイラップで吊っておきます。
サイドドライブフランジをバールで外します。あっさり抜けます。 続いてサイドフランジを抜きます。アタマ13mmのコマです。
抜けました。ですが、それなりにコツが要りそうです。ドライバー又はプライパーで少しづつ均等に引き抜きます。
テーパーローラーベアリングのサイド面(デフの軸)のスラストベアリング形状がまた良いですね。癒されます。。
かなりゴミ等で汚れていました。軸シールの外側に堆積した汚れとリップ部のエッジ摩耗から、軸シールも寿命でした。
また、フッ素Oリングは径方向線径φ3.1mm/締代方向φ2.85mmと締め代がかなり低下していました。Oリングの外側にもオイルが廻っていたことから、
今回のサイドフランジからのオイル漏れは軸シール、Oリングの双方に起因したものと考えます。
軸シールを抜きます。 何か丁度良い物ないかなと物色していると、プジョー106のタイミングベルトテンショナーベアリングの外径が丁度よかったのでこれを使いました。
新旧比較
プジョー106のタイベルテンショナーベアリングが役に立ちました。。
フランジをしっかり洗浄してからプレスでサッと入れました。ドライブフランジの軸にこれまでのシール線がそれなりに刻まれていたので、0.5mmほどリップ位置を変えておきました。
サイドフランジを取り付けますが、デフサイドベアリングのセンター位置がこのままだと出そうもないので、先にデフカバーを外します。
ボルトは全てアタマ16mmです。メガネとソケットでいけます。
カバーはノックピンもなく、あっさり外れます。これはこれでどうかと思います。。
懸案であったブッシュ部は、特に破損していたりということはありませんでした。リアからのカタカタの異音はこれだと思っていたのですが、、
この状態で、デフのリングギヤの下にバールをかましてデフベアリングのセンターを出してやり、そのままサイドフランジをプラハンで軽くたたきながらサイドフランジを挿入しました。
新品のデフカバーとガスケットを装着します。フランジ面の清掃後、ワコーズの液体ガスケットを薄く塗って取り付けます。
装着完了。
デフオイルを入れます。今回は、BMW純正デフオイル75W-140(83222365988) 1L+ castorol デフオイル75W-140(83222365988)(中身は同じ物。。)で1.1L入れます。
オイル漏れ無き事、暫く様子を見ます。
しかし、、老体には堪えます。。 167,851km
ご参考まで)
整備工具のストレート
輸入車パーツのCARSPACY
パーツのPALCA(パルカ)Yahoo!店
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