2020年10月28日水曜日

「BMW E46 M3 オルタベルト、エアコンベルト、各テンショナー、ベアリング交換」

BMW E46 M3にて、冷間始動時にキュルキュルとテンショナーベアリングが鳴くようになりましたので、リセットします。

いつ交換されたか整備歴に記載がないため。 

この車輛で初めての作業ですので、全てが手探りとなりますので、時間がかかります。が、これが楽しいのです。。

engineroom of E46M3

先ずはファンシュラウド、向かって左のプロテクター?を外してみます。右のプロテクターはアッパーラジエターホースを貫通させているため外せません。 が問題無いようです。

エアクリーナーボックスも外します。10mmコマでHIDユニットとの共締め箇所も含め3か所を緩めます。

Around Air-Cleaner box E46M3

ところで今回交換するものはこれら。

・オルタベルト:6PK1460 コンチネンタル製

・エアコンベルト:5PK828 ゲイツ製

エアコンベルトテンショナー:BMW純正品

・オルタベルトテンショナー:INA製

・オルタベルトアイドラーベアリング:INA製

・オルタベルトテンショナーベアリング:INA製

replacement all parts

エンジンルーム上側から外せるものは外し、ラジエターファンシュラウドの固定は、どうも下からやらないとダメらしいので、クルマをウマに上げて、アンダーパネルを外します。これはアタマ8mmのコマで7か所を緩めれば簡単に取り外せます。

そしてココにファンシュラウドを留めているT25のボルトがシュラウド下側左右に2か所あります。これは下からではないと手が入らないと思います。(下から寝て撮影の図)

disassembling fan shroud

取り外したモノ群
disassembled parts

ファンは、この工具が必須です。あちこちのサイトに安く出ています。私は中古を安く買いました。。

ネジは逆ネジですのでお気をつけて。ファンとファンシュラウドを同時に抜き取る感じですね。

Special tools for Radiator FAN


ここまでくると粗方見渡せるようにあります。
エアコンベルトとテンショナー

Air conditioner belt and tensioner

先ずは、外側にあるエアコンベルトから外します。テンショナー本体にあるテンションを緩める部位を16mmのメガネで緩む側に向かって時計方向に回します。するとテンションが抜けますので、あっさりベルトを外せます。(下から寝て撮影の図)

tensioner_old one

次に、オルタベルトを外します。画像中央の蓋のついているテンショナーベアリング(蓋は簡単に外せます)を固定しているT45トルクスを向かって時計方向に廻すとベルトテンションが抜けてベルトを外せます。アイドラーベアリングは16mmのコマで緩めます。

テンショナー本体はテンショナーベアリング左上に見えている蓋を外して、13mmコマで外します。画像に映っていませんが、もう一つ13mmコマで外すボルトがあります。

around of drive belt and bearings

外したモノ群

disassembled parts


このふたりが、カラカラとやる気のない音を出していました。。特にアイドラーは錆がひどい。。プラの蓋が付いていなかった影響かと思います。蓋は、別注しました。。
old bearings

新品で組んでいきます

preparation for assembling

assembling new belt tensioner

comparison of drive belts

ベルトは何ら問題ありませんでしたが、リセットします。でもまだ使えるね。。使いませんが。

ベアリング異音は消え去りました。



ご参考まで) 


2020年10月25日日曜日

「BMW E46 M3 リア車高調アジャスターを固定」

車輛を購入以来、リアからのコトコト音に悩まされています。問題の根源が判別し難く、一つ一つ切り分けていくしかないと思っています。スプリングにスプリングサイレンサーを入れた昨年の行動は、そのひとつです。。

■症状:

①アスファルトの荒れ具合によって、リア足回りがカタカタ暴れるような異音が発生する            

路面からの入力の特有の周波数に反応している感じ。系が固有振動数で共振している感じ

路面の凹凸などではコトコト云わない

②中高速域でアクセルを急激に全開にすると、ゴトッ と異音が発生する

この2つの原因系を探っています。


今回、リアの車高調(ビルシュタインBPS)の車高調整アジャスターがリアアッパーアームの上のゴムシートの上にに置いてあるだけだったので、これを修復しました。このゴムシートは純正の物ですが、真ん中がくり貫かれており、アジャスターがアッパーアームと直接接触しているようでしたので、アッパーアームに固定します。他のビルシュタイン車高調や他のメーカーの物もアッパーアームにボルトで固定する形式のものが多かったので、試してみます。


取り外してみます。ショックを18mmコマで外すとアームが落ちてスプリングを楽に外せます。



スプリングシート、切れてるし。。

手元にあった適当な物で一旦固定してみます。




ドライブシャフトとのクリアランスがギリですが、干渉はありません。自重をかけてボトムさせると更にクリアランスは拡大しますので大丈夫です。

カチャカチャいう音は無くなりました。左リアの車高調アダプターのアッパーアームとの接触音は出ていた模様です。ですが、ゴトッゴトッ音は消えていません。

こうなると、デフマウント、リアボールジョイントということになるかと思います。策を練ります。




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