ウチのBMW MINI R53は、2年程前から左のドアミラーを格納状態から開く際に、開ききっているにも関わらずモーターは動き続け、カタカタカタ・・・といつまで異音を発していました。頭を叩くと静かになるという状態でしたので、基本的に 「ミラーは格納しない」 という我が家の取り決めで運用してきました。
ネットで調べるに、R50-R53までのあるあるということで、原因はモーターの位置決めピンが破断していてモーターが暴れる?というようなことが書かれていましたし、皆さんは基本的にミラーASSY交換をされているようでした。
が、最近、家族から "やはり何とかならないか" というリクエストが有ったためネットで中古品を物色していましたが、やはりミラーはなぜか高価なので、他の手段が無いか検討していました。
本日、一度原因を探るべく、分解してみました。
ミラーレンズは外す必要はなかったのですが、外すのであれば、一番上を向かせるようにミラーを調整してから隙間に指を入れてミラー全体を剥がすような方向に力を入れるとペキッと外れます。ミラーにヒーター用の配線がつながっていました。ミラーの曇りはこれまで気が付きませんでしたが、もし恩恵を受けていたのであれば有り難い機能です。スイッチはなく、常時通電しているようです。
リアは、HEXコマが入らないので、L字のレンチで廻します。 が、すぐにミラーとつかえてしまって回せなくなりますので、ボルトの頭が出てきたらラジペンのようなもので廻す必要があります。私はネジザウルスを使用しました。
ドア内部から生えているカプラーが出てきますので、これを外して切り離します。
次に、モーター部の分解にかかります。カプラーからピンを抜かないといけませんが、面倒なので何とかこのままモーターまで辿り着くように頑張ります。画像のプラ部は4つのT10トルクスで固定されていますのでこれらを外します。ガタガタになりますので知恵の輪状態でなんとかモーターの頭を露出させます。
ネットに書かれていた位置決めピン(画像のモーター手前と向こう側に見えるシルバーのピン)は破断などしておらず、しっかりしていました。これが破断する?とは少し考え難いですが、ウチのは無事でした。
3回の減速がされており、ウォームギヤもリングギヤも全て金属製で、歯を見てもナメた部分は有りませんでした。どうせプラのギヤが欠けているのが原因であろうと考えていましたので、?という状態になりました。
よく解らないまま、ギヤを取り出して洗浄/グリース補充をおこなって再組み立てしましたところ、何と治ってしまいました。。 格納⇔開 を何度やっても問題なく開閉します。カタカタカタと言っていたので、ギヤがうまく噛んでいなかったのは間違いはないですが、洗浄再組み立てで治るという実例が出来ましたので、みなさんも是非トライしてみてください。内部構造からして、簡単に壊れるものではないように思いますので。
ご参考まで)文中に書きましたネジザウルスです。最高の工具です。
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