先月来、突然、E46 M3助手席の施錠/解錠ができなくなりました。状況は下表の通りで再現性100%です。とはいえ、何が何でも特に困るということでは無いためモチベーションが上がらないながらも原因の調査を開始しました。
これから普通に考えると、助手席のドアロックアクチュエータの故障と考えます。その一方でセンターコンソールボタンでは施錠も出来ないという点がどうにも引っかかり、アクチュエータが原因であればいずれの方法でも動かないのではとググって調べると、GM5という窓やドアロック、室内灯などの制御をおこなっているPCMモジュール内のリレーが壊れるという情報が多数ありました。アクチュエータはBMW純正で2諭吉とのことでしたので、このリレーを確認して原因を特定してから、、ということで、今回、リレー交換をおこないました。
GM5というモジュールを取り出すためにグローブボックスを取り外します。初めての作業ですので手探りで進めます。先ずはグローブボックスを開け、黄色○のタッピングスクリューを6つ外します。
上の画像での一番右下の黄色○のビスはこれになります。
次におもむろにグローブボックスを手前に引き抜くと一気にASSYで抜けてきます。
奥側に3つのツメがあります
すると、奥の白いラックの最上段に入ったGM5を目視できます。
他の2つもしろいフックを動かすとカプラーが抜けます。
最後に、下の画像にあるようなフックを外します。この画像の左側は目視できますので外すことは容易ですが、右側は全く目視が出来ない狭い場所のため、何とか手探りで外します。
すると、GM5を引き出すことができます。
中身を取り出すには、黄色○部のフックを外せば引き出せます。
1つのリレーに2つの接点を持っているようですので、開/閉というようなコントロールかと思います。右ドアのコントロールリレー内の2つの接点の解錠側接点が破損しているという仮説のもとで今回はCentral Locking Relayを2つとも交換してみます。
ここは何とか修復します。
新品装着
しっかりハンダを流し、また、壊した基盤を裏側で有線を追加して修正しました。
骨折り損でしたが、、しかしこれで助手席アクチュエータが原因と判りましたので良しとします。。
新旧比較。リレーの品番は V23084-C2001-A303 tyco製 になります。
GM5を車両に戻して再チェックしましたが、結果は何ら変わらず、下記でした。。
ドアロックアクチュエータは下記になります。 51217011250 助手席(右側)
頃合いを見て注文したいと思います。
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