2019年5月26日日曜日

「BMW MINI R53 エンジンマウント交換」

先日リトアニアから輸入したR53用のエンジンマウントを交換します@78690km。

いろいろとアフターマーケットパーツはあるようですが、FebiはBMWへサプライヤとして純正パーツ納入しており、この品も純正品と同一品とのことで購入。マウントの減衰特性は極めて重要ですので、純正を使いたいものです。




現状はこのような状態で、漏れが始まった初期の状態。放置するとえらいことになります。
この車両は前のオーナーが一度マウントを交換していますが、その当時の多量の液封マウントオイル漏れの痕跡が随所に見られます。なかなか掃除しても綺麗にならないツワモノのようです。



インナーフェンダーは外しませんが、寝て作業する必要があります。


緩める箇所は下記の通りです。

①車輛下側から引っ張りで留めているM8トルクスロングボルト
インナーフェンダーを外さずに、寝板+1/2inchロングエクステンで作業しました。
しかしここにも前回の液封洩れの痕跡が生々しく残っています。


このトルクスはこれが必要です。 E12トルクス

続いて、
②フロント側マウントブラケット固定ボルト 16mmコマ
③エンジンマウントトップナット  18mmコマ

④リア側マウンtのブラケット固定ボルト 16mmコマ


⑤マウントステー固定ボルト 16mmメガネ


これらを外せば取り出せます。
しかしそのままだとエンジンが落ちるので、予めジャッキで支えておきます。


取り出しました。
前オーナーでの液封洩れの痕跡が激しく残っています。シリンダーヘッドまで飛散しています。
今回はこうなる前の対応です。


外したブラケットとマウント。マウントは手でコキコキと動くレベルで劣化していました。オイルの海になるのも近かったかも知れません。

新旧比較


できれば、このボルトも同時交換が望ましいですね。


交換完了。

ダイレクトな振動が減り、優しくなりました。

ついでに、一度も確認していなかった点火プラグを確認しました。
NGK製BMW純正の4極セミ沿面放電仕様。効率よりも耐久性重視の仕様。特におかしくなかったのでこのままとしますが、気中放電+中軸イリジウムにしたいところ。しばらく考察します。コイル能力もあるでしょうから。



■ご参考まで   ※純正同等品質Febi-Bilsteinがおすすめです。他の安いものは安易に使ってはいけません。


2019年5月3日金曜日

「BMW MINI R53 オイルフィルターハウジングガスケット交換」

昨日のブレーキ系交換後、当たり付けの走行を行ったので、エア抜きを完璧にすべく本日はかみさんアシストでブレーキオイルを少し入れ替えました。@78313km

続きまして、先日来、ガレージ床へのオイルにじみが少しづつ加速しているように思えたため、どこからの漏れなのかを確認し、オイルフィルターハウジング~シリンダーブロック間のオイルフィルターハウジングガスケットのヘタリであろうと判断しました。

頭だけ見えているオイルフィルターハウジング。


場所は赤〇の三角形のゴムガスケット。(純正品番:11427509211)
緑の〇部分は、MT用のOil/CoolantのHeatExchanger用のガスケット。(純正品番:11427509261)
かみさんの車両はATのためこれは不要です。



このフィルターハウジング、実はそれなりに大変なところに付いていますが、デルタを思えば大したもんではありません。。コツはとにかくインシュレーターがひたすら邪魔をするので、外して横にうっちゃっておくことです。
この動画がとても参考になります。

一番上のインシュレーターは13mmのボルト2本だけで留まっていますのでこのボルトを外し、横にどかしておきます。


この下にもインシュレータがあります。M6ひとつで留まっています。これを外します。


このインシュレータの右側にはゴムのグロメットが取り付けられており、ブロック側にはピンが出ていて刺さっている状態になっています。(画像には映りきれていませんが、、)  配線を外して奥に押し込みます。
実はこの下にも同様のグロメットが設置されており、ピンに刺さった状態で組まれています。

次に、車輛の下にもぐり、先ほどのインシュレータのさらに下にあるインシュレータを外します。
M6ボルト2か所で留まっています。

見えていませんが、、このあたり。。10mmのショートメガネで廻せます。
外したら、横にどかしておきます。

この状態で、最初に外した一番上のインシュレータは上部より摘出することができます。
これで、空間を作ることができましたが、それでも手はなかなか入りませんが、工夫で乗り越えます。

三角形の上2つのボルト(13mm)は上からラチェットで廻します。
下の1本は、排気フロントパイプの右横からエクステンションでアクセスして緩めます。

で、オイルまみれになりますが、外しました。

タイヤハウス側からの撮影。

摘出したガスケット。新旧比較(左新品 右中古) 
カチカチのプラスティックと化しており、厚みも4割ダウンというところ。ある意味定期交換部品です。ゴムガスケットは。あとはひたすら元に戻します。上述した2番目のインシュレータのピン2本ともしっかり刺さっていることを確認してM6を締めます。とはいえ、3時間くらいかかりました。。

記録。
ヘッドカバーからは漏れは見当たらなかったので、漏れは解消のはずです。


先ほど、febiのエンジンマウントをebayで購入しました。
BMW純正として納めているマウントのため、純正と同一モノということです。
国内には見当たらなかったのでebayで購入しました。また、今£も安いので良い買い物をしました。



■ご参考まで


2019年5月2日木曜日

「BMW MINI R53 フロントブレーキローター、ブレーキパッド交換」

昨日に引き続き、さらに摩耗が進行しているフロントのブレーキローターとブレーキパッドを交換します。@78214km
純正のタッチとリニアな制動力は大好きでしたが、今回はbremboのローターとパッドで交換します。


brembo P06 030

brembo 09.8655.11

交換前純正セット。この半年でかなり摩耗が進行。タッチも制動力も大好きだったが、、


 新旧比較。かなり摩耗していました。摩耗センサーももう少しで接触というところ。良いタイミングでした。


汚れを落として、、ピストンを戻して、組付け。

装着。 ローターとハブを固定するボルトはトルクスT50です。

完成


右もさっさと終了。

まだ、当たりを出している最中です。明日、一日走り回って当たり付けを完了させ、その後、再度ブレーキオイルを少し入れ替えます。

※本日、いやなものを発見してしまいました。。このパーツ、前のオーナーが2014年に交換しているマウント。5年とは短いが、液封はやはりこうなりますね。またパーツを購入しておきます。




■ご参考まで


2019年5月1日水曜日

「BMW MINI R53 リアブレーキローター交換」

R53 MINIのリアブレーキローターを交換しました。@78212km

パッドは昨年交換しているのですが、ローターの段付き摩耗が加速しているための交換です。
積極的に摩耗を制動力に換える思想のヨーロッパ車両。それに従います。。掃除が大変ですが。。

今回リアは中古良品での交換。 ドリルド/スリットのロッキードローターです。
ベルハウジングの部分は錆びを落として耐熱フラットブラックで塗装しています。


これまでのモノ。ここまで摩耗しています。。パッドが外せないレベルです。
しかし、BMW純正のブレーキ系は初期制動力とそのリニアリティが素晴らしかった。。
今後も純正レベルを確保したい。


パッドはOK。しかし、ローターの段付き摩耗が、、


外しましたが、どうにもピストンが戻らず。
これまで、多くの車両のリアキャリパーピストンを戻してきましたし、昨年、この車両もラジペンひとつで押し戻してきましたが、今回だけは云うことを聞いてくれません。



仕方がないので、ストレート横浜へ直行。高価でしたが仕方なく。しかし、良いものを買いました。一生もんですね。


一瞬でピストンが戻りました。今後は楽をさせてもらいたいと思います。。


右リア、完成。スリットは順方向で耐久性重視です。
ちなみに、ハブとローターを固定しているボルトはトルクスT50です。




左も完了。



段付き摩耗莫大。。



ここまで摩耗するとパッドを外せませんので、やすりでエッジを落としてパッドを抜き取ります。

明日は、フロントをパッドもろとも交換します。


■ご参考まで


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