2024年4月24日水曜日

ワコーズ クイックリフレッシュの機能  WAKO'S QUICK REFRESH

先日、とある方面からワコーズ クイックリフレッシュを戴きました。

現在所有している車両には使用する予定はありませんが、添加剤など基本的に信用していない当方が、唯一、過去にランチアデルタで使用してきた経緯がある大変信頼している商品です。

オイル全体の粘度を上げることなく、可動部であるピストンリングとシリンダーのスキマなどの極薄の油膜部の動粘度を上げると共に高剪断力下での油膜切れを防止することで金属接触を回避する方向に機能します。結果として、摩耗防止と摺動音の低減を図ることができる優れもので、エンジンオイルで潤滑している可動部であれば潤滑機能やシール機能の大幅な底上げが可能です。

ランチアデルタでは固着しかけているピストンリングのシール機能復活やバルブステム部からのオイル下がりの予防、そして何よりの静音化に効果がありました。(静音化は入れた瞬間に感じることができました)

ただし、とても高価なので毎回のオイル交換で投入するには財布に優しくないことがネックです。

R60クロスオーバーはEGR系とDPFへのカーボン堆積への影響が不明なことと、E46M3では可動部機能に特に問題を感じていない為、一旦保管しておきます。

特に旧車には最適な添加剤だと思いますので、ぜひ試してみてください。

Appearance of Wako's Quick Refresh


■ご参考まで


2023年12月15日金曜日

BMW E46 M3 と R60クロスオーバー エンジンオイル交換

備忘録。 

真冬前にやっておくべきことをやっておきます。

R60クロスオーバーディーゼルは、車両購入時の今年7月におこなった交換が走行距離95,825kmで、今回が104,001kmですので5ヶ月8,176kmでの交換となります。

使用するオイルは前回と同様にBMW純正Longlife-19FE 0W-30 C3 Diesel用。オイルフィルターもBMW純正 11428507683

bottles of Engine Oil

オイル受けは6.5L用を準備

6.5L Oil disposal box

ドレインからオイルを抜きますが、、

Oil drain bolt

5.5L入れたはずのオイルが、、3Lも出てこなかったように思います。。聞いてはいましたがとんでもないオイル消費です。2000~3000km/Lレベルのオイル消費でロータリー級です。クリーンディーゼルは、DPFやEGR系、吸気系へのカーボン詰まりが標準装備ですので、それに拍車をかけるノイズ要因のひとつでしょう。
discharge of oil


しかしまあよく走るし足しながら走ればよいかということで気を取り直してオイルフィルターを交換します。
Oil filter body

appearance of oil filter element

オイル交換サービスインターバルをリセットして終了。
meter appearance

続きましてE46M3のオイルも交換します。

前回交換が207,562km@2023年7月で、今回が212,689km@2023年12月ですので5,127km/5ヶ月での交換となります。

いつもの日産10W-50とBOSCHのオイルフィルターです。

e46m3 meter appearance


以降は毎度同じですので割愛します。。
work scene

Oil can appearance

■ご参考まで


2023年11月19日日曜日

MINI R60クロスオーバー タイヤ交換

 R60クロスオーバーのタイヤを新調しました。購入時についていたタイヤは2016年製の8年目のタイヤでしたので、摩耗・クラックがかなり進行していました。かみさんの怖いわよの一言もあり、今回交換と相成りました。

ミニバン用TOYOトランパスmp7という安価なタイヤ。サイズは205/55R17という不思議なサイズ。

appearance of tyres

交換後。素晴らしい乗り心地となり、かみさんも大満足です。

appearance of tyre-1

appearance of tyre-2


■ご参考まで


2023年11月5日日曜日

BMW E46 M3 エンジンからの異音・打音

 ひと月ほど前から、アイドルではチャッチャッチャッと気になる異音が聞こえ始め、通常走行時に壁の横を窓を開けて走るような場面ではかなり気になるレベルでタッタッタッタッと壁からの反射音が聞こえるようになりました。どう考えてもタペットノイズですが身に覚えがないたことと、窓を閉めて走ると何も聞こえないため暫し様子見としていました。

それでも気になるため、先日ヘッドカバーガスケットを交換したばかりですが再度ヘッドカバーを開けてみました。

するとそこにはこんなことがあるのか??というレベルの我が目を疑う光景が、、、

the inside of headcover_1

あるはずのスプリングクリップがなく、あるべきではないところに落ちている壊れたスプリングクリップ。そして、居るべきところに居ないロッカーアーム。#5吸気側カム回り

the inside of headcover_2


破損したスプリングクリップ。機能としてはロッカーアームの軸方向の動きを規制する部品。軸に嵌めてあるだけの何ら力のかからないはずの部品ですが、左右に分かれて破損した破面は疲労破壊の様相。軸にはめるクリップ側の破面はえぐり取られており急進破壊。なぜこのようなことに。。
broken spring-clip_1

broken spring-clip_2

broken spring-clip_3

本来の姿はこれです

new spring-clip

figure of camshaft and other parts


結論としては、通常0.3mm程度のタペットクリアランスのところをロッカーアームが横に動いたことによりロッカーアーム摺動部の厚み数mm分のタペットクリアランスとなっていました。打音が出て然るべしですし、危うくエンジンを再起不能にするところでした。。

ちなみに、この7月にヘッドカバーガスケットを交換したときのヘッド内。#5インテーク側のスプリングクリップはしっかりと居られます。

the inside of headcover_4


あまりの惨状に打ちひしがれておりましたが、目視ではロッカーアームもカムも目立った傷もないように見受けられ(そんなことがあるのか??)何ら問題なく修復可能と判断。スプリングクリップを注文しました。3週間のリードタイムが必要ということでしたので、かみさんのR60クロスオーバーで通勤し、納品を待つことに。

やってきました。スプリングクリップ。 純正品番 11317830887

spring-clip

早速取り付け。軸にパチンと嵌めるだけです。

the inside of headcover_5

こんな感じで嵌ります。

the inside of headcover_6

ダメージが出ていないことを祈りつつ

the inside of headcover_7

始動。かなり打音は小さくなりましたが、まだしっかりと異音として残っています。orz

異音が出だしてから(=スプリングクリップが壊れた状態で)暫く乗っていましたので、シムも摩耗が進行したのかも知れません。少し様子を見ますが、悪化するようであれば、カム・ロッカーアーム、シムの交換が必要となる高額修理となるかも知れません。考えたくはありませんが。。

こうなると、各吸排気にも設置されている他のスプリングクリップも心配になります。目視ではOKでしたが。


後日追記)

異音・打音は消えず、やはりロッカーアーム、カムへの影響が懸念されましたので、お店に出しました

当方が修理するのであれば新品パーツを購入するしかなく、カムとロッカーアームであれば何十諭吉となるかと想像するだけでも恐ろしくなりましたので、専門店であれば最悪保有しているであろう中古部品等で対応できないかと考えたためですが。

結果、スプリングクリップが破損し、ロッカーアームがあちこち移動できるようになり、曳いてはシムが正規の位置に居なかった・好きに暴れられたことが原因であり、それを修正して更にシム・ロッカーアームの傷の修正で済んだとのことで本日車両を受け取りました。いつものノイズのない最高のストレート6が帰ってきました。

appearance of E46 M3

今回のトリガーとなったスプリングクリップは、今回交換したもの以外に21万kmの疲労を抱えたものが11個ありますので、これらについても未然防止目的で更新を考えたいと考えています。 純正品番 11317830887

みなさんのM3も気にかけておいて頂ければと思います。


■ご参考まで


人気の投稿