2026年9月2日水曜日

BMW F31 320d ショックアブソーバ交換 SACHS

 先日、高速にのって遠出をする機会がありましたが、路面のギャップを越えるたびにリアの挙動が不安定となる場面が頻繁にあり、速度を100km/h以上出せない状況でした。街中を走る際にはそれほどおかしな挙動にはなりませんが、車輛を受け取った時から減衰不足と底突き感は感じていたので、ショックが抜けかけているのだろうとは考えていました。次回、車輛を持ち上げるときにでも確認しようと思いながら、確認前に遠出する必要が生じて先に書いたような車輛状態を認識するという流れになってしまいました。

ということで、ショック全交換の判断をしました。フロントはそれほど酷く抜けているようには感じませんでしたが問答無用で新品で全4本をリセットします。

■SACHS Shockabsorber   front: 319 733   rear: 315 872

■SACKS Bump-Rubber kit  front: 900 315  rear: 900-317 (M-Sports用)

SACHS Shock absorbers and Bump rubber kits

車輛をウマに載せてリアから作業開始
Be on four jack stands

いやいや、、驚きました。衝撃でした。。そりゃあおかしな挙動となるのは当然だわねえ。。というレベルで左右共にオイルが抜けていました。。そしてアウターシリンダーが腐っているし。。車両購入時にはここまで見なかったからね。でもね。これで良いのです。当方がこの手であちこちリセットさせて初めて我が車輛となるのでね。。
とはいえ、、今年の4月に車検を通してある車輛のはず、、なんだけどね。。いろんな意味で驚きです。

Too damaged Rear shock absorber before replacement

気を取り直し、さっさと掃除して交換作業を進めます。
このアンダーカバーはショック交換時には外す必要があります。10mmソケットのM6です。4つ外してカバーを外します。なんてことはありません。カバーも汚れているので清掃です。
Rear undercover beneath drive shaft

インパクトで頭のナットを16mmソケットを外してアッパーマウントを摘出します。
今回はアッパーマウントは再使用。バンプラバーが一部の跡形を残して消失していました。。
disassembling head nut using impact wrench

再度気を取り直し、バンプラバーとダストカバーを装着して車輛に組付け。作業自体は簡単です。アッパーマウントはE12トルクスソケット、Shock下のボルトナットは18mmソケットとE18トルクスソケットor メガネレンチを使用します。しいて云えば、ショックを縮めておいた状態でサッと車両に装着することがコツですかね。長いままだと定位置に入りませんから。

■ 締め付けトルク:
  • Upperマウント:E12トルクスソケット 28Nm
  • Lowerボルト:18mmソケット+E18トルクスソケット 100Nm
  • アタマのナット:16mmソケット 38Nm
左右共に同じことをおこなってリアは完了です。
New shockabsorber

続きましてFRONT。こちらはバンプラバーは残っているものの、ダストブーツが粉々に。。
Front suspension before replacement

スタビリンクの上側だけを外します。一旦、インパクトで軽く緩めておきながら、以降は中心軸をトルクスT25で回り止めをしつつ16mmのレンチで緩めます。
Disassembling stabilizer rod

続いてショックのロアー側を緩めます。ボルト頭は18mmソケットでナット側は16mmソケットとなっていました。とにかく足回りは16mmと18mm、E18を多用していますので、上の画にあるようなタイトなところでもさっさと回せるラチェットメガネはとても重宝します。
Disassembing lower side fo shock absorber

アッパー側は13mmソケットとE18ソケット、ショック軸のナットは18mmソケットです。取り外す前にショック軸のナットだけインパクトで緩めておきます。
Upper mount of shockabsorber

次に、ショックASSYを車輛から降ろす前に、再度ロアアームをジャッキで持ち上げてバネを縮めておきます。この状態で私流ですが梱包用のプラバンドを使用して縮めた状態をできる範囲でキープさせた状態でショックを分解します。このやり方だとスプリングコンプレッサーを使用しないでアッパーマウントを装着可能な車両もありますから。(R53他)
Suspension spring

しかしながら手こずりました。。このバネの自由長はとんでもなく長いのです。。徹底的にスプリングコンプレッサーで縮めてプラバンドで縛りまくって。。プラバンドはとんでもない引張強度ですので不安はありませんが、念のため複数本で分散して荷重を受け持つようにします。同じようにされる方はいないとは思いますが、少し不安全な作業ですので安全第一且つ自己責任でお願いします。ちなみにプラバンドはホームセンターで安価で入手できます。
Suspension spring


プレスを改造してスプリングコンプレッサーを作ろうかと一瞬検討を始めましたが、次回の課題としておき、プラバンド作戦で乗り越えることにしました。ちなみに上の画像に写っている立派なスプリングコンプレッサーはF31のバネには形状の違いから全く役に立ちませんでした。ひとつ爪のものが使い勝手は良いです。
Press

新旧比較
Comparison suspension assy Old and New

バネを縮めた状態でASSY組み立て。アッパーマウントのナットをある程度締めたら、プラバンドを切って完成です。
Assembling suspension assy

Assembling suspension assy

2本ともASSY組み立てを完了。アッパーマウントは再利用
SUSPENSION ASSY

車輛に装着します。ほとんど知恵の輪状態ですが、この状態で下を入れてから押し下げて上をフェンダーの隙間から入れるイメージです。少しだけ力仕事となります。ちなみにロアアームに刺さっているのはショックを外す際にクサビのつもりで打ち込んだタガネです。こういうものも重宝します。
Lower arm of front suspension

Lower arm of front suspension

組付け完了です。
■ 締め付けトルク:
  • Upperマウント:13mmソケット 40Nm E18トルクスソケット 56Nm
  • Lowerボルト:18mmソケット+16mmソケット (本来は44Nm+90degの塑性域角度法のようですので、再利用は基本的に不可です。自己責任で再利用していますが機会を見て交換します)
  • アタマのナット:18mmソケット 64Nm
Assembled suspension

これでスッキリです。おかしな挙動は無くなりました。200で巡行可能です。。

■ご参考まで


2026年8月31日月曜日

BMW F31 320d エラーコード 285200 対応

 車輌購入時にストアされていたエンジン系の2つのエラーの内ひとつは修理済みで既報ですが、今回、もうひとつのエラーである285200『Catalyst後のラムダセンサーのアースが落ちていない(つまり断線かもです)』というエラー。Cata後ということもあってか警告灯も点灯していないですが、DPF浄化性能確認機能には何らか影響していると思われます。走り・燃費に影響は無くとも制御は完璧にしておきたいため、修理一択です。

stored Error code 285200

念のため走行時のRam値を計測してみました。Fig.1に示すように、Cata後のLambda Sensorの出力は終始ゼロでしたので明らかに断線です。

Transition of both Lambda Sensors outputs

単なる断線ですので、部品購入・交換という詰まらない作業なのですが、しかも純正のBosch製はとても高価ということで、中古で良いのがないかなとサーチしていたら走行距離の短い車両から外した程度の良さそうなものが安価でありましたので、それを入手。今回交換と相成りました。

車輛をウマに乗せ、、る前の画像ですが、、この後、下にもぐります。

BMW F31 320d

BMWは、車内にとどまらず車外においてもディーゼルの音をとにかく消したかったのでしょう。これでもかというほどの遮音版がアンダーに張り巡らせてあります。。おかげで外すのがとても大変です。8mmソケットのタッピングビスを一体何個使っているのかというレベルです。。おかげでディーゼルエンジン放射音の地面からの反射音がかなり抑制されていると思いますが、一方で私の右手はかなり腱鞘炎チックになっています。。スピンナーハンドルのような工具があれば、かなり楽になると思いましたが。後々のために購入しておきたいと思います。

Under panels of F31 320d

オイル漏れも散見されますので、これらアンダーカバーもをしっかりと洗浄し、ラムダセンサーの交換を実施。交換自体は大したことは勿論なく、22mmのスパナでOKです。ガソリンと違って排気ガス温度も極端に低いですので焼き付きもなくあっさり外れます。

Rambda sensor before replacement


購入した良品中古品とお疲れさんの断線品。。ピンクの文字が書いてあるのが良品中古品。念のためモリブデングリースをネジ部に薄く吹いて組付けました。

rambda sensor

これにより、予定通りエラーが消え去りました。
No stored error codes


ついでに走行時のRam値も計測しました。(Fig.2) RearのLambda Sensorの出力はFrontの出力値を追従していることが解ると思います。完治です。。補正量の学習値は新しいセンサーで再学習が行われるはずですので放置でOKです。

Transition of both Lambda Sensors outputs after repair

一方で、ヘッドカバーのガスケットからと思われるオイル漏れが露見しましたので、これも今後対処すべきものとして検討しておく必要があります。高圧インジェクターの抜き差しや燃料ラインのエア抜きなどが必要であり、ISTA+は必須となります。店に頼んだ方が良いかもしれませんが、一旦検討します。

■ご参考まで








人気の投稿