2021年3月3日水曜日

「BMW E46 M3 HID バーナー交換 PHILIPS D2S 4300K」

BMW E46 M3での 昨年9月のユーザー車検時のテスター屋での事前ヘッドライトチェックにて、右の光量が車検には通るがギリギリであるというコメントをもらっていました。

ご参考) https://my-lovables.blogspot.com/2020/09/e46-m3_14.html

当時、テスター屋では、右:7200カンデラ  左:12000カンデラ ということでした。下記の車検基準に照らせば、何とかぎりぎり通る状態だったようです。

調べるに、HIDの経時劣化は、ハロゲンのように切れるのではなく、暗くなってゆくものらしい。。 夜間、もう少し明るければと感じることが多かったため、今回、交換することにしました。


■車検要件:ヘッドライト光量

測定条件ロービームでの測定
光量1灯につき6,400カンデラ以上
色の基準白色


純正品質を望むため、今回、バーナーはPHILIPS D2S 4300Kを選択しました。

HIDバーナー外観-1


HIDバーナー外観-2


先ずは右側から着手します。
緑→をつまんでウオッシャー注ぎ口をどかしておき。赤→のゴムカバーをつまんで外します。

作業要領-1


横にうっちゃっておきます。
作業要領-2

ペラペラのゴムカバー
作業要領-3


バーナー廻りが見えますので、アダプターを左にねじって外し、続いて黒いキャップを左にねじって取り外し、バーナーを取り出します。
作業要領-4


新品バーナーを取り付ける前に、ヘッドライトレンズ内曇り防止のため、2本とも5分間、外部で空焚きしておいてからバーナーを装着します。
作業要領-5


続いて左側ですが、何かバーナー後方の空間がものすごく狭いので、ヘッドライトを少し前に出す必要があるというネットの記事を見て、真似てみることに。。

先ず、ウインカーレンズを外します。画像の黄色⇒の爪の部分をマイナスドライバーで押し下げつつ、ウインカー本体を前方に引き出し取り出します。
作業要領-6


続いて、ライト下のベゼルを外しにかかります。下の画像赤丸のをベゼルを少しづつ引き抜きながら外します。
作業要領-7

同時に、ヘッドライト中央寄りの爪も外します。
作業要領-8


続いて、下画像の赤丸のスクリューネジ(アタマ8mmコマ)を2つ外します。
作業要領-9


しかしこれだけではヘッドライトは抜けません。ヘッドライト下側にもアタマ8mmのスクリューネジが見えるのですが、これはバンパーを外さないといけません。さて困ったということですが、実はこの状態で少しだけヘッドライトを傾けてやればあっさりバーナーは取り出せます。 いや、この作業無しでも取り出せるような気がします。。
また、ヘッドライトの固定ネジを外すと光軸狂いが懸念されますので、ネジを締めこむ際には座面の傷等を目印に、元の位置で固定するようにします。


左側バーナー廻り
作業要領-10


バーナーを交換し、点灯チェックで問題ないことを確認します。
点灯確認


右側だけヘッドライトの、Before/Afterの照度をスマホアプリで計測してみました。カンデラではなく、ルクスですので相対比較で改善したかどうかだけの把握目的ですが。(左:Befor 右:After)
同じ位置から計測したつもりですが、倍以上って。。 どうにも計測がいい加減ですので、相対比較とはいえ参考にしかなりませんが、しかし改善はしているようです。。

スマホでの照度計測結果


バーナーの新旧比較です。  
 ・右:テスター屋で光量が落ちたとされるもの  
 ・左:新品PHILIPS

左の発光点はクリアーであるのに対し、右は発光点の黒黄色のクスミ/濁りが際立っています。
これが光量が落ちている証なのだと思います。
HIDバーナー新旧比較



とここまでは良いのですが、、実はベゼルを外す際に爪を折ってしまいました。。 orz.
破損部位の補修-1


困ったときのプラリペア。やすりで破断面の4つの角を少し削ってプラリペアを流し込み硬化させます。
破損部位の補修-2

その後、やすりで整形。
破損部位の補修-3

装着で作業終了。全くもって要らぬ仕事でしたが。 しかしプラリペア、おすすめです。いつも助けられています。かつてはデルタのバンパーステーもこれで固定しました。その後、一度も外れることなく強固な接着を維持していました。皆さんもおひとつ持っておいて損はありません。

ご参考) https://my-lovables.blogspot.com/2010/11/blog-post_7.html

作業後画像



ご参考まで)

安心のPHILIPS純正交換品4300Kと何かの時にあれば便利プラリペアです。

3 件のコメント:

  1. こんにちは。今回も参考にさせていただきました。
    今月車検でほぼ毎回光軸で落とされるので、今回は先に予備検で光軸調整をしてもらったんですが.....光量不足とのことでハイビ-ムで測定するための目隠しを貰ってって「あれっ?前回も同じこと言われなかったっけ」
    そこでネットで調べるとこの記事に辿りつくと.....
    かなり前から夜の走行で見づらいなぁと感じていたんですが、年齢のせいだとばかり思ってました。
    toy@RUSSELL-WORKS様の作業を参考に早速交換しました。
    ライトユニットは全く弄らず交換出来ましたが、私のライトユニットの裏蓋はゴムではなく
    プラスチックのカバ-でした。
    そのため外すのが知恵の輪と言うかゴムのように凹ませることが出来ないので厄介でした。
    今回PHILIPSの純正交換タイプでしたが取説を読むと単体での点灯はしないでとの事でしたので空焚はしてません。
    交換後走行してみましたが、明らかに見やすくなりました。
    前回の時点で指摘されているのに、お恥ずかしい限りです。 

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    1. お久しぶりです。コメントありがとうございました。
      少しでもご参考になったのであれば嬉しい限りです。
      しかし、HIDは切れずに暗くなるとは、なかなか交換のタイミングが分からないですね。
      その意味で車検毎のテスター屋さんの光量計測絶対値をその目安としても良いかも知れません。同じテスター屋さんの同じテスターでという条件が前提となりますが。

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  2. レスありがとうございます。
    そうですね、徐々に暗くなるってのはオーナ-ほど分かりにくいですね。
    近々テスタ-屋さんで光量を測ってもらってきます。

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