2020年11月8日日曜日

「BMW E46 M3 ブレーキキャリパー オーバーホール 左リア」

BMW E46 M3にて、時に左リアからブレーキを軽く引きずるような異音があるのを認識していました。

先日、車高調のアダプターの件でゴソゴソしている際、左リアブレーキキャリパーのピストンブーツが外れていてピストンが錆びているのを発見。。ピストンの動きが悪くなっていたことがこれで分かりました。 orz

純正オーバーホールキットは国内には純正品が無く、取り寄せということと、日数もコストも直接輸入した方が早くて安いので、早速北米からBMW純正オーバーホールキットを輸入し、本日、オーバーホールOHを実施しました。

大して役に立たない立派な冊子が付いています。。 純正部品番号:34211166238

オーバーホールキット純正部品番号:34211166238

オーバーホールキット純正部品番号:34211166238

左リアから。 16mmで緩め、また、ブレーキホースは13mmのフレアレンチでキャリパー側を緩めてキャリパー本体をくるくる回してホースを切り離しました。

左リアブレーキキャリパー取り外し-1

ブレーキホースエンドは、適当な燃料ホースを切って皿ネジをブラインド代わりに押し込んで突っ込んでおきます。

左リアブレーキキャリパー取り外し-2

ピストンの状態。ブーツが外れていてピストン摺動部が錆びているのが良く分かります。これでは動きが悪い筈。以前にOHした方がきちんと嵌めないで組んだのだと思います。外れるような構造ではないので。

左リアブレーキキャリパー分解-1


この状態でした。ピストンが錆びています。。
左リアブレーキキャリパーピストン部


コンプレッサーエアーでピストンを取り出します。
左リアブレーキキャリパーピストン抜き取り


動きが渋く、なかなか出てきませんでしたが、CRCを吹きかけて何とか摘出。
左リアブレーキキャリパーピストン抜き取り-2


それ以外には特に異常は見当たりませんでした
左リアブレーキキャリパー分解-2

キャリパーシリンダー側はそれほど痛んではいませんでした。
左リアブレーキキャリパーボア


キャリパー一式をサンエスの金属洗浄剤メタルクリーンで洗います。以前、デルタのヘッドもこれで綺麗にしました。2%濃度で作りますが、お湯を使用すると洗浄効果が劇的に高まります。(アルミは腐食させるので、長風呂はやめたほうが良いです)
風呂に入れて20分程度。どんどん汚れが勝手に落ちますが、銅のワイヤーブラシでも軽くこすります。

左リアブレーキキャリパー洗浄-1

ひと風呂浴びて綺麗になりました。水で流してエアブローして乾かしておきます。
左リアブレーキキャリパー洗浄-2


キャリパーボアは#2000のペーパーで面をさらっておきました。
難関とされているブーツの取り付け。webで調べてみたら、ピストンに先に嵌めておかないと絶対に組めないとのこと。
ピストンへブーツ組付け-1


少し知恵の輪状態でしたが、組めました。ゴム部にはワコーズのラバーグリースを薄く塗布しています。

ピストンへブーツ組付け-2


組んでエア抜きして左側完了です。渋さは一切なく、良い感じでピストンが動いています。これで引き摺りもなくなると思います。
今日は時間が無くなったので、右リアは明日行います。

作業終了外観





ご参考まで)
これ、かなり使えます。。おすすめです。アルミは腐食させるので長時間浸すことはしないようにしてくださいね。

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