2020年11月21日土曜日

「BMW E46 M3 リアボールジョイント交換 と リアブレーキパッド交換」

外出自粛によりガレージにこって、BMW E46 M3のリアボールジョイント左右合計4つ、と先日のリアキャリパーオーバーホール時に露見した余りにくたびれていたブレーキパッドを交換しました。

足廻り構造図


BMW用ブッシュリムーバー/インサーターとして7000円程度で売られている怪しげな中華製工具とボールジョイントとパッド。

専用工具と交換部品

ボールジョイントは純正は手が出ませんでした。。
ボールジョイント

今回のボールジョイント交換は下記の物を使います
使用する専用工具

これを使う直前で、やはり中華製であることを理解しました。。
いきなり新品工具をグラインダーで削ります。。
いきなり工具の手直し?


この斜面加工は、ブレーキバックプレートとの隙確保のための加工ですが、どうにも必要な方向とは違うところを加工してありました(黄色〇部)。。 ですので、必要な加工を自分で行ったということです。。
いきなり工具の手直し-2

気を取り直して、左リアから作業開始。さっさとばらします。アッパーアームを跳ね上げておく必要がありそうですので、スプリングは外しておきます。

左リア足回り分解中-1


キャリパーは適当に吊っておきます
左リア足回り分解中-2


ロアーアームのボルトはアライメント調整ボルトですので、位置をマーキングしておきます。元のアライメントに戻すためです。
ロアアームボルトをマーキング


アッパーアーム側のボールジョイント
交換前アッパー側ボールジョイント

治具でささっと抜きます。ナットに付いているベアリングがとても素晴らしく、大して力を入れずとも抜くことができます。これだけは感心。。
アッパー側に専用工具設置

抜いた図

ボールジョイント取り外し後


古い方もMEYLE製でした。グラグラ。。
ボールジョイント新旧比較


さて、次にインサートします。長さ調整に適当なソケットを使用しました。グイグイ入っていきます。。
ボールジョイント圧入-1


イマイチ分かり難いですが、グラインダーで削り直したのは、このバックプレートとの接触を回避するためです。
ボールジョイント圧入-2

装着
ボールジョイント圧入-3

次に、ロアー側です

交換前ロアー側ボールジョイント-1

アッパーと同じ要領得で抜きます
ロアー側ボールジョイント取り外し-1

ロアーアームがしょぼくてこれでええのか?と心配に。。 CSLは太い一本モノですよね
ロアー側ボールジョイント取り外し-2


ロアー側ボールジョイント取り外し-3


新品を入れます
ロアー側ボールジョイント圧入-1

良い感じです
ロアー側ボールジョイント圧入完了


アーム類はささっと組んで、最後にブレーキパッドを新品にします。しかし腐っていました。。これまでのモノ。
リアブレーキパッド新旧比較

DIXCELのストリート用
新品ブレーキパッド

ピストンを沢山戻して、装着。気分良し。
新品ブレーキパッド装着

左リア終了。
左リア完成

右も同じ要領でおこないます。

右アッパー側交換作業

この画像が分かりやすいので載せておきます。治具のバックプレートとの干渉回避
右アッパー側交換作業-2

右も終了。 ガレージは、40W×2の蛍光灯が4セット天井にあり、普通に使うのであれば充分明るいのですが作業時はもっと明るくなると助かるため、もう2セットくらい増設しようかと画策中。
ガレージ

ヘロヘロのひとたち。。お疲れさま。
ボールジョイント新旧比較

ボールジョイント新旧比較-2

しかし、中華治具も案外良かったです。今後もいろいろと使えそうです。

※後日談: 賑やかだったリア廻りが静かになりました。。


■ご参考まで

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