2023年2月18日土曜日

BMW E46 M3 ファンカップリング交換 (ファンクラッチ)

 先日、突然冷間始動直後からクーリングメカファンからのアクセルに連動した唸り音が聞こえるようになりました。これはおかしい、、とエンジン停止してファンを手で廻すと完全にロックしている状態でした。つまり壊れていました。。突然死でしたが、バイメタル系のトラブルでしょうが、いずれにしてもこれはいけないということで早速交換の段取りです。(過去にベルト類・ベアリング類を交換した作業と基本同じです)

怪しい物はたくさん出ていますが見向きもせず、BMW純正に卸しているBEHR製のみを探して購入しました。  純正パーツNo.:11527831619


到着したのはMAHLE BEHR。BEHRはMAHLEに買収されたようですが、物はBEHR製なのでOKです。






早速交換に取り掛かります。
先ずは、黄色○のクリップを外し、インテークダクトをASSYで外します。



続きまして、エアクリーナーボックスを取り外します。アタマ10mmのソケットで。


エアフローセンサーカプラーとインテークダクトのバンドを外します。

ピンを抜いて向かって左側のカバーを取り外します。



次に向かって右側のカバーを留めているピンを外します。こちら側のカバーはラジエターホースを跨いでいるため、横にずらしておくだけになります。


カバーに取り付けてあるレジスター?とコネクターをシュラウドから外しておきます。

また、シュラウド左右上部にあるT25トルクスネジを外しておきます。



まだシュラウドは外せませんが、この状態でファンをウオーターポンプ軸から切り離しておきます。
これには専用工具が必要ですが、安価に出ていますので入手は容易です。

ファンは逆ネジになっていますので、緩める方向に注意。通常ネジの締める方向で緩みます。かなりのトルクで締まっていますので、怪我のないように保護具着用をお忘れなく。

ファンを切り離す直前まで緩めておいてから、クルマの下に潜って、アンダーカバーを外します。アタマ8mmのタッピングスクリュー7本で留まっています。
カバーを外したら、ファンシュラウドの左右下側のT25トルクスネジを外します。


これでようやくファンシュラウドを上方に引き抜くことができるようになります。シュラウドを上方に引き抜きながらファンも一緒に引き上げ、取り出すという工程になります。今回は、シュラウドはずらして隙間からファンを抜き取りました。


抜き出したファンASSY。特にオイル漏れ等はありませんが、軸はロックしたままの状態でした。


一度も交換されていないものと思われるBMW純正品。BEHR製であることが分かります。


ファンとファンカップリングは5mmHEXのM6×3本で固定されています。


新旧比較


逆の手順で組み付けていきます。


作業時間2hrsといったところでした。


ご参考まで)


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