しかし、点灯後にイグニッションを切ってから再始動させるとリセットされて消灯しますが、しばらくすると、また点灯するを繰り返します。
以前も原因究明に随分苦しみましたが、結局原因はフロントのABSセンサーでした。昨年2020年のフェイルは、下記がストアされていましたが、実は②③は、①ABSセンサーのフェイルに引きづられたフェイルでありました。ストアされたものを全て交換すると、コストと手間がとんでもないことになりますので、問題の根源を見極める必要があります。
■2020年フェイル
①ABSセンサー ②ヨーレートセンサー ③ステアリング舵角センサー
今回の原因を確認すべくINPAでストアされているフェイルを調査しました。
2つストアされていました。(ドイツ語ですので赤字で英語表記としています)
①右フロントABSセンサー
②ヨーレートセンサー
今回も前回と同様に、恐らく②は①につられて表示されているフェイルと考えますので、右フロントを調査します。ヨーレートセンサーのエラー頻度が多いことが気にはなりますが、現時点は、恐らくつられたものと思ってはいます。
ABSセンサーと車両側との連結コネクターはこの箱の中に入っています。
カプラーを外してピンの折れ等をチェックします。ちなみに、車両側のカプラーは経年劣化(加水分解)でぼろぼろになりつつありますので、これ以上壊さないように注意して外します。。
ABSセンサーは、ハブにHEX5mmのボルトで固定されています。
センシングの部分(コイル)にゴミ(鉄粉か)が付着しています。
断線を調べましたが、特に問題はないようです。ちなみに、
信頼おけるDELPHIです。安すぎる大陸製のものは、以前購入してつまらない思いをしたため、二度と買いません。。
ちなみに、右側が安すぎる大陸製。抵抗値の参考比較用として倉庫から出しました。。
ということで、特に問題は見当たらないため、最後にハブの回転検出部の清掃をおこなうことにしました。
先ずはキャリパーを外します。アタマ16mmのボルト2本。
キャリパーは、アルミのワイヤーで吊っておきます。100均のものを使っています。いろいろと便利ですのでおすすめです。
ローターはHEX5mmボルト2本でハブに固定されています。
ローターを外し、バックプレート固定ボルトM6アタマ10mmを3本取り外します。
ハブ自体を外さないとバックプレートが外せない構造となっているようなので、この画像のように隙間から掃除します。検出部がかなり汚れているのが分かります。
ブラシとブレーキクリーナーで清掃します。
ついでにブレーキローターも目視チェックします。
段付き摩耗も出始めていますが、まだまだ使用可能です。。
逆手順で組んで終了です。
スペーサーを入れたので、ホイールをセットする際に、穴が合わず、ゴリゴリしてるとタイヤが落ちたりして大変になってしまったため、これを購入しました。メルセデス純正の物とのことで、アルミ製です。先端のロール加工部が廻す際に滑り止めとなっていて、とても使い易く、一発でタイヤを取り付けられます。おすすめです。。
M12×1.5
INPAでフェイルは消去し、現時点、DSC警告灯は点灯していませんが暫く様子見です。これで再点灯するようであれば、手持ちのヨーレートセンサー予備品で試してみます。ABSセンサーがつられている可能性もありますので。
ご参考まで)
Amazonやヤフオクでは、E46M3用ABSセンサーは大陸製が大半を占めます。品質的には劣るものが多く、当方も痛い目にあっていますのでオススメしません。純正は極めて高価ですので手が出ませんが、その次の選択肢としてはDELPHIがおすすめです。 (純正品番:34521165609)