2011年7月28日木曜日

「ランチアデルタ R12エアコンのバルブコア交換」

ウチのデルタは、以前から、低圧側のキャップを外す際に僅かに しゅっ!と洩れ音がしていたので、低圧側のバルブコアのシール性が悪くなっていたのは知っていました。しかしガスを抜かずにバルブコアを交換する手法があるとはつい先日まで知らなかったので放置していたというワケです。。

先週のカプラー部レトロフィット化の際にどうせならきちんとしたいと思い、腰を据えてインターネットで調べてみました。  あるんですねえ。ガスを抜かずにバルブコアを交換 という素晴らしい響きのSSTがね。

でもいくつかある国内の製品は高価すぎるので、今回は米国から極めて安価で輸入しました。




動作は、こうなります。






ガレージでゴソゴソしていたときに丁度配達されたので、そのまま作業に入りました。では実演。。

R12ポートにおもむろに取り付けます。





次にバーを押し込んで当ったところで廻しながらバルブコア工具をバルブコアにかませ、そのままバルブコアを緩めます。

緩め終わると圧力でこうなります。で、バルブを閉じておきます。





そしてバルブ手前の部分を緩めて取り出すと、バルブコアが取り出せます。。素晴らしい。







新しいバルブコアをはめて、今の逆の手順で組み付けます。









低圧側、完成。作業時間1分30秒。


次に同じように高圧側も。漏れはないですが、ついでです。慣れたので1分。




先程まであちこち走り回って帰ってきました。で、低圧側のキャップを外しても例の しゅっ はありませんでした。完治。

久しぶりに素晴らしい工具に出会えました。知り合い達のR12バルブコアを片っ端から交換してあげたくなります。。


■ご参考まで

2011年7月21日木曜日

「ランチアデルタ エアコンオイル注入」

画像のオイルチェッカーはR12用ですので、低圧側のレトロフィットを一旦外してオイルチェッカーでオイル量チェック。一昨年だったかその前の年だったかにガスとオイルを補充していますが、その時もオイルチェッカーではオイル少という結果だったかと記憶しています。今回は前回ほどではないがやはり少ない様子。
なので、昨日設置したレトロフィットR134ポートを使って、R12オイル補充を行いました。





しかしR12とR134を同じゲージマニホールドで共用していますので、それぞれのオイル等が混じると面倒なことになるので、ブレーキクリーナを流し込んでエアーブローするやり方で、管路内/ホース内の掃除を頻繁おこなっています。速乾性のブレーキクリーナですが、それでもしつこいくらい完全に乾くまでエアーブローします。これできれいさっぱりオイル等は掃除できますので気分良しです。

これで全車、この夏のエアコン関連の作業は一旦おしまい。になれば良いですが。

2011年7月20日水曜日

11/7/20 「ランチアデルタのR12ポートのレトロフィット化」

これまでR12ばかり扱ってきたのですが、今年、初めてR134ガスのマニホールドゲージポート接続の扱いやすさに感動し、デルタのR12ポートをR134ポートにレトロフィットしました。エアコンばっか。。

レトロフィットR134用 低高圧ポート






高圧側は被せれば良いのですが、低圧側は僅かに加工が必要です。下図のLをペーパーヤスリで長さ調整しなければいけません。長いままですと、被せた途端に虫バルブを押してしまい、ガスが抜けます。私は冷間でヤスリで調整して漏れないことを確認しましたが、温間になると真鍮のためか熱膨張し、勝手に押してしまう状態でしたので、温間で再度調整しなおしました。。ので結構時間がかかりました。。





Before





After





普段はこんな感じで、





マニホールドゲージ接続時はこんな感じ。







すちゃっと装着し、圧を見てみました。





低圧1.8kg/cm2、高圧14.2kg/cm2@1500rpm N/L。きちんと温間までもっていっていないので参考ですが。問題は無く、漏れは無い様子。ウチのデルタは、デルタならではの"効きがイマイチ"というだけで一度もエアコンのトラブルに見舞われたことのない極めて優秀な固体。
何故効きがイマイチなのか。それは軽自動車用(JPNのSEIKO製)の小さなコンプレッサーを搭載しているから。。それ以外のものはエンジンルームに入らんからという理由。でも特に不満はありません。こんな車ですから。

プジョー106 エアコンその後3」

その後、R134用エアコンオイルを注入しました。

R134用オイルチェッカーは持っていませんが、マニホールドゲージを外すときの手の濡れ具合からそんなにオイル欠乏している感じはなかったのですが、とはいえ先日ガスを3本入れましたので相応のオイルも抜けたハズということで補充。
R134_30cc、PAG_20cc混合モノ。1本だけですけどね。。





結果、勿論ばらつきはありますが、低圧1.8kg/cm2、高圧16.2kg/cm2@1500rpm N/L とまあこんなもん。








その辺を走ってみましたが、カチカチ問題も再発せず、これ以上の効きは望めないという冷え冷えレベルまで仕上がりました。もうこれにて今年のこの車のエアコン作業ははおしまい。。
来年はガスが抜けているか否かがポイント。抜けない気がするのですがね。良い感じなので。

2011年7月14日木曜日

「プジョー106 エアコンその後2」

その後、やはり問題ないと、かみさん。今日、確認しましたが確かに問題ない。THERMOSTATがカチカチ云うこともなし。良い冷え具合。THERMOSTATとサーミスタを中古部品屋に発注しかけていましたが中止しました。。すまん。

何が原因だったのか。高圧で1kg/cm2分ガスを抜いただけ。17kg/cm2⇒16kg/cm2へと。抜いたガス量自体は極僅かなはず。低圧基準1.5~2.0kg/cm2、高圧基準10~18kg/cm2@1500rpm N/L のいいところにいたし。分からんですわ。THEROMOSTATとサーミスタ廻りをガサガサといじくって挙句にはぐーで殴ったからかも知れん。。

で、冷え冷えのDW3Wフェスティバミニワゴンの圧はどうなのかと思い、今日チェックしてみました。







低圧1.7kg/cm2、高圧18.2kg/cm2@1500rpm N/L で全くの正常。。そうだろうねえ。

で、もう一度プジョー106をチェック。





低圧1.9kg/cm2、高圧16.0kg/cm2@1500rpm N/L。問題まるでなし。やはり様子見です。




ただし、R134A 3缶入れて、オイルを入れていないので、次回、1本入れます。それでまた少し圧が上がるはずなので、それでどうなるか。
 
今日は低湿度で外気32℃。良い感じの夏の日でした。

2011年7月11日月曜日

「プジョー106 エアコンその後」

今日のかみさんの感想は"特にカチカチ云わなかったし、効きも充分だった"とのこと。
良いなら良いのだが、良く分らんので、要経過観察。。

2011年7月10日日曜日

「プジョー106 エアコンコンプレッサーがON/OFFを繰り返すように。。」

先日、R134ガスを3本投入しました。その後、これ以上は無いだろうというレベルで効いています、いましたが、暫く走って温度的に安定或いは特に高温で安定すると、コンプレッサーのON/OFFスイッチがカチカチと作動を繰り返すようになりました。で、コンプレッサーOFF時間が長く生じるので、結果効きが弱くなってしまうという症状に陥っています。

昨日までの温間安定での圧力は、低圧1.8kg/cm2前後、高圧17~18kg/cm2。高圧の圧力カットスイッチの作動圧を知りませんが(恐らく25kg/cm2以上かと)、一応高圧カットが入るかもと想定して、少しだけガスを抜きました。低圧1.8kg/cm2、高圧16~17kg/cm2。現在。今日は高温の安定温度まで試していませんが。







カチカチ云っているのは、エバポの温度センサー(サーミスタ)とつながっているTHERMOSTATと書かれた出力センサーというかアンプ/リレー。一応こいつの作動が怪しいので、今日ディーラーに行って値段を聞いてみたら、サーミスタと併せてびっくりの4万円。。
ぜんぜん無理。。と云って帰ってきました。でも彼曰く、この部品は頻繁に出るものではないとのこと。一度チェックさせてくださいというのだが、丁重に断って帰宅。自力で究明したいのだ。





こいつらをコントロールしているのは、エバポ廻りの凍結防止のためのサーミスタとコントロールリレー、超高圧防止と、逆に極低圧時のコンプレッサー保護からの圧力カットスイッチ。これ位しかないと思っていますが。少しづつ切り分けてゆきます。。でもR134はいいわあ。マニホールドゲージの付け外しが楽で。。

2011年7月8日金曜日

「プジョー106 エンジンオイル、ミッションオイル交換」

この車の整備記録簿に拠れば、2010/12/Eにオイルを交換しており(なにやら高価な10W-60)、既に7ヶ月と6000kmを走行していることから一応resetの意味でエンジンオイル交換を、また、その記録簿に拠ればこの5年間一度もミッションオイルを交換している形跡が無いことから、これもresetの意味でミッションオイル交換も行いました。

エンジンオイルはデルタに使っているいつもの日産GT-R用10W-50と106用BOSCHのFilter。





エンジンオイルのドレインはスクエア8mmのソケット。この工具、初の出番でした。使い古されたアルミガスケットが使われていましたが、New銅ガスケットに交換。








ミッションオイルのドレンも同じスクエア8mm。






使うオイルは勿論最も信頼を置くWAKO'S。デルタのように2缶要らないところが好き。
今、STRAIGHTは夏のセール中。10%Offでお徳ですよ。





インレット側アウトレット側共にドレインマグネットに物凄い鉄粉が。





ミッションオイルは相当換えてなかったのだろうと推察。(画像はインレット側。アウトレット側はこの3倍強)

クイックシフトもスコスコと入るようになったし、気分良し。です。

2011年7月7日木曜日

「プジョー106 エアコンガス点検」

それから、最近の気温上昇でかみさんからエアコンの効きが悪いのではと苦情が。。そりゃいかんということで一応134ガスを3本購入(3本で1000円。。R12を思えば激安)しておいて、今日の点検と相成った。

一応3本準備。





134はワンタッチカプラーだから楽です。接続が。R12は何をとってもツライ。。






で、圧力は低圧1.5~2.0kg/cm2で適正、高圧8?kg/cm2??@1500rpmでガス少な過ぎの様相。





こりゃ効かんはずということで、ガス注入するも適正圧まで3本入ってしまいました。。
低圧1.5~2.0kg/cm2、高圧17~18kg/cm2@1500rpm
窓が結露するくらい寒々と効くようになりました。毎年入れるようになるのかも知れない。要経過観察です。




「プジョー106 スタビリンク交換」

足廻りからコトコトと異音が出ていたのとピロ部のブーツが破れていたのは知っていたので、今回新品に交換しました。日本としては辛いものがある昨今の為替ですが、個人としては€と£が激安なのが助かります。今回は英国から輸入しました。

スタビリンク。これを左右で2本交換します。





さて、外は雨。気が乗らないけどもジャッキアップしてリンクを外します。5mmのHexで固定しておき、18mmのスパナで緩めます。




交換。ピンボケですが。





外したものは、ピロもユルユル/コトコトでした。ブーツの破れもこの通り。




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