2011年4月29日金曜日

「プジョー106 車高調整フロント」

リアに引き続きフロントに着手。

この車をいじってみてプジョーという会社の車作りの姿勢が良く分ったような気がします。とにかくコストと製造ラインでの組み立て性(これもコスト)を徹底的に最重要視し、市場での整備性については、各部の確実な品質を確保することで車輌生涯非分解で対応するという姿勢に見えました。徹底的な割り切りですね。
実際はそうはいかないのですがね。

フロントはハブ一体のショックケースで普通の人はショックすら交換できないと思います。バネを交換するのにハブナットを緩めるところから始める車は他に知りません。
気を取り直して、ハブナットを30mmのコマで緩めます。その他のリンク系(スタビエンド、タイロッドエンド)やABSセンサー関連、キャリパー、ブレーキローターを外し、最後にショックの頭の18mmのナットをインパクトで緩めておきます。





ロアアームジョイントを外し、何とかこの状態からショックASSYを抜き出したかったのですがどうにも上手くいかず。急がば回れでロアアームを外すことにしました。ここで問題発生。ロアアームのリア側がどうも室内で締め付けられている?様相。んなことあるかあ?と思いながら再度見てもやはりそのよう。ネットで調べてみるとやはり室内の足元の敷物をカッターで切ってAccessするとのこと。有り得ん。。でも他の道は無いので切りました。中敷を。ざっくりと。心が痛い。。実はここも生産上のコストの分かれ目だったのでしょう。スタッドボルトを車体側に立てておけば下回りの組み立て工がナットを締めればいいのですが、工程の流れを考え、スタッドを止め、敢えて室内でロアアームナットを締める。。その方がきっとコスト的には有利だったのだろうと勘ぐる。プジョー工場で組み上げられた後は、二度と外すことは無いであろうという気迫が伝わってくる・・言い過ぎか。

とはいえ、こちらは外さなければいけないので、中敷をカットです。。一応、切込み線があります。。





この切った隙間から16mmのコマで緩めるとロアアームのリア側が落ちます。気をつけることは、ショックケースの取り出しとドライブシャフトをスプラインから抜くのを同時にしないとドラシャを引き抜いてしまい、ミッションオイルが漏れます。たぶん。
なので、スプラインの固着を外してスムースにしておかねばなりません。
プーラーをこのように掛けて、インパクトでガッといくと一瞬でスプライン固着を外せます。お試しあれ。





で、取り出しました。





全くのノーマル仕様。ショックは抜けている感じはありませんでした。
交換するのは先日ヤフオクで安価で落とせたこれ。アイバッハ不等ピッチばね(EW7001)。





サクっと交換して車体にAssy。





デフォルト





アイバッハ





いい感じで30mm程度Down。

外で撮影。
坂道でサイドを引いているのでリアが少し沈んでいますが。とてもいい感じ。。





ん~。いい感じ。雰囲気があります。やはりこの車は。
別にフランスかぶれではないですが。












「プジョー106 車高調整リア」

プジョー106を少し修正してみました。
F/Rともに6.5J、O/S19mmながら、何故かフロントにのみ10mmのスペーサーが入っており、リアの面具合がフロントとアンマッチであったことと、車高が高いわあということで、F/R共に車高調整。

先ずはリアから。この車、トーションバーなんです。サスが。なのでトーションバーを一旦抜き、狙いのスイングアーム高さにセットしてからスプラインを合わせながらトーションバーを入れなおせば狙いの車高になるというお金のかからないリーズナブルな車。

では開始。
トラックみたいに搭載されているスペアタイヤを外してリアにウマをかけます。







トーションバーはこんな感じで入っています。AがサスでBがスタビです。





トーションバーを抜くのに、身近にあるものを利用して工具とします。私は32mmのコマとM8×60mm、80mmのボルトと適当なスペーサーで抜き冶具としました。





こうして使います。トーションバーがスルスルと抜けてきます。






画像はありませんが、リアショックを外しInitialの高さを計測した後、トーションバーを一旦抜いて清掃し、スプライン部にグリースを薄く塗布して再挿入します。この時、狙いのスイングアームの高さになるようにセットしてジャッキで上げておきます。この状態でスプラインがスッと手で入る箇所を探して入れます。両側共に特に問題なくスッと入りました。

結局リアは30mm下げ、15mmのスペーサーを入れました。





いい感じになりました。
デフォルト





調整後





学生の頃乗っていた、360ccのスバルR2という車もフロントはトーションバーでした。当時、何とか車高を下げようと頑張りましたが、トーションバーのスプラインが固着しまくっていてビクともせずで諦めた経緯があります。技術的に未熟であったということもありますが。。 あれを思えば何とも楽な作業でした。

2011年4月17日日曜日

「久しぶりにデルタ出動」  ランチアデルタ

久しぶりにデルタで娘とドライブに。山は桜が沢山残っていました。
デルタ、17.5万km Overで絶好調。。目指せ30万km。絶対に手放さない。


2011年4月9日土曜日

「プジョー106 パワステラックブーツ装着」

先日のパワステラックブーツ交換に引き続き、消え失せていたパワステラックとんがり帽子ブーツを装着しました。

直進状態でこんな感じです。





ステアリングを右に切ると
ラックレールがニョキッとタイヤ側に出てきます。




ゴミが入るのでこんなブーツが必要となります。




なかなか見たこと無いでしょ。こんなパワステシステム。

プジョージャパンで1260円。




2011年4月7日木曜日

「入学式」  Kids

日記。
今日は娘の高校の入学式でした。校長先生のお話にとても感銘を受けました。あまり経験したことが無いことですが・・。



2011年4月2日土曜日

「プジョー106 サーモスタット、パワステラックブーツ交換」

早速、目に付いた不具合箇所の修復を開始しました。もともと良く整備されている車ですが、とはいえ、NG箇所散見されていましたので。
先ずはOpen Stickしているサーモスタットと破れていたパワステラックブーツを交換しました。

購入した純正部品。デルタと比べると圧倒的に安い。。国産車の部品のよう。。





全てをデルタと比べてしまいます。何するにも楽勝。。サーモ交換も5分という感じ。デルタであれば一日仕事。






新旧比較。古いほうには83、新しいほうには89の刻印。何故違うかは?ですが、89が当然燃費は良い。。ので良しとして。新しいクーラントに入れ替えました。






古いほう、Open Stickしているのが良く分ると思います。





で、パワステラックブーツ。ボロボロ。





ラックを分解します。手が入らないとされる箇所で、106では難関?みたいですが、デルタになれている私からすると特に驚きは無く?(麻痺してる?)あっさり分解。でも18mmのコマとか16mmとか、トルクス多用など、違和感な部分はいきなり多い。流石おフランス車。





左右のタイロッドとラックを共締めしているボルトは、T45です。作業時には全く見えませんが、L字のトルクスレンチで緩めてください。





新旧比較





ブーツを被せるのに苦労しましたが、まあ装着。。コツは温めておくこと/シリコンルブを吹いておくこと。





完了と思いきや、こちら側にもブーツが無ければいけないことに気付きました。。
恐らく脱落しているものと思われますので、これは先程発注しておきました。






というか、おフランスいじりの初日ですが、この初体験のパワステシステムには新鮮さというか違和感というか、そんなものを感じた今日でございました。。

人気の投稿