2010年12月25日土曜日

「ランチアデルタ ECU用水温センサー交換」    ランチアデルタ

先月末くらいから、冷間始動直後からのアイドル回転が通常よりも高まり、温間においても1200rpm程度をうろうろするようになり、挙句に突然2000~3000rpmまで勝手に上昇しだし、制御不能に。アイドルスピードコントローラのカプラーを抜けば治まりますが、この状態では冷間始動ができません。この症状はコレまで3回経験しているので、"原因は水温センサー"ということは知っていましたが、長年掃除していなかったアイドルスピードコントローラを念のため分解清掃しました。





結果、症状は何ら変わらず。ですので、あっさり水温センサーを交換することにしました。
前回の交換は確か2~3年前。短命。イタリアのアフターマーケットパーツ。 今回は純正のマレリ製水温センサーに交換します。

マレリ水温センサー






出力異常の水温センサー。





温度抵抗体(サーミスタ)です。いつもそうですが抵抗値の動きを見る限り特に異常は見当たりません。でも交換すると制御はまともに戻りますので、運転時のエンジン振動が影響しているものと考えています。内部の断線か接触不良何か。いずれにせよ故障頻度が高いので何とかしたいものです。

実車で水温センサーのみサーモケースから外す場合には、下の超薄肉19mmソケットが必要です。私はストレートの薄肉ホイールソケットを愛用しています。センサー丸ごとすっぽり入り、サーモケース周辺に干渉せずに回せますのでとても重宝しています。







水温センサー交換で不具合は完治しました。外は小雪が舞う寒い一日でありました。



■ご参考まで  【極薄肉ホイールソケット】

2010年12月18日土曜日

「ランチアデルタ レカロ SR-2 背面ベースフレーム交換」    ランチアデルタ

当方のデルタの前席はレカロSR2を連座で設置しています。



ちなみにリア



先日来、助手席のリクライニング機構が不調となりました。しかしリクライニング部が非分解のため、背面のベースフレームごと交換しました。

交換用ベースフレーム。ヤフオクでにしぇん円。。





交換した不調ベースフレーム。左側のリクライニング可動部のクラッチが壊れていました。




SR2のバラし方は結構コツが要りそれなりに大変ですが、構造を理解した上で臨めばどうということはありません。インターネット調べれば多くの方が書かれていますので、ここでは省略します。ただ、上方のシートベルトホールの外し方については言及しておきましょう。
このベルトホールは、中の構造を理解していないと絶対に外せないと思います。

ベルトホール分解の画像













これでお分かりのように、互い違いの段差を持つ構造で、上下合わせて全8箇所のフックがありますので、何か適当なものをこの段差の隙間に挿入し、フックを外した状態でベルトホールを引き抜きます。これをクリアしないと前に進めません。。です。お試しあれ。

今回の修復で完璧になりました。。また、今回は書きませんが、シートを外したついでに鋼材を買ってきてシートレール補強も行いました。これで更にガッチリした剛性あふれるシートになりました。。助手席ですがね。。良い感じにできたのですが、残念なことに画像を撮っていませんでした。。いつの日かまたシートを外した時にでも。

人気の投稿